マネジメント用語集

マーケティング

マネジメント用語集
カスタマー・サティスファクションcustomer satisfaction
直訳すると、顧客満足。略して、CS。カスタマー(customer:顧客)の頭文字Cの他に、コンシューマー(consumer:消費者)の意味も
コア・コンピタンス core competence
その企業が独自に持つ能力の核。たとえば、ソニーの小型化技術、シャープの薄型ディスプレイ技術のように、競合他社が真似にしくい、その企業独自のcore(核)となるcompetence(能力)のこと
コンシューマーグッズ Consumer goods
消費財。肉や魚など、消費する物品すべて
コンシューマーリズム consumerism
1960年代の米国で台頭した消費者主義。メーカーによる行き過ぎたプロダクトアウト(メーカー優位の不当価格や欠陥商品など)に対し、消費者の利益を確保しようとする考え方や活動。マーケットインの原点。
顧客別販売組織 sales organization by customers
顧客を部署名に専属的に割り振る販売組織。トヨタ営業部(課、担当)や花王営業部(課、担当)というように、その会社の内部事情まで精通するほど密にコミュニケーションを図る営業組織。ただし、全国展開している大手企業を担当する場合などは、東京本社のみならず、札幌支社、鹿児島支社、大阪支社までカバーしなければならず、移動や時間のロスが課題に。
コンプライアンス compliance
法令順守
サプライチェーンマネジメント supply-chain management
原材料の調達から、加工、在庫管理・配送に至る受発注の流れを統合管理して、経営を合理化する手法。実際には、自動車メーカーやPB商品のような場合を除き、異業種・他社にわたるチャネル間の情報を一元管理するのは困難。略してSCM
市場マネジメント販売組織 sales organization by market
自動車業界営業部、家電業界営業部というように、業界や、市場ごとに販売機能を割り振る販売組織。業界トレンドや業界情報を交換しやすくなる反面、他社への情報漏えいが課題。
シナジー効果 synergy effect
相乗効果。2つ以上の要素を組み合わせることで、総和以上の効果を発揮するというもの。1+1を3にする考え方。H・I・アンゾフが提唱。
従業員満足 employee's satisfaction
サービスマーケティングの各論。不満を抱えている従業員は、満足なサービスを顧客へ提供するのが難しいことから、まずは従業員の満足を高めること。略してES。
消費財 consumer goods
消費者(エンドユーザー)が購入するもの。家電、食品、衣服など。「消費財」「中間財」 「生産財」の三区分のひとつ。
製品別販売組織 sales organization by product
製品ごとに営業部(課・担当)が割り振られている販売組織。担当する製品には日本一詳しい反面、担当していない製品に関しては、同じ会社内の製品といえども、知識薄になりがち。複数の企業がwin-winを目的に提携する協力体制
生産財 production goods
生産目的で使用される製品。ドリル、NC旋盤、工作機器など。「消費財」「中間財」 「生産財」の三区分のひとつ。
耐久消費財 consumer durable goods
(3年以上は使う)物理的に耐久度が高い消費財。3Cといわれたカー、クーラー、カラーテレビが典型例
中間財 intermediate goods
業務用。ホテルやレストランなどが業務用に使う冷蔵庫や、自家用車ではなく、業務用車両など。「消費財」「中間財」 「生産財」の三区分のひとつ。
地域別販売組織 sales organization by aria
地域別にエリアを定める販売組織。地の利を生かした密着セールスが可能な反面、エリアが限定されるため、顧客数が限定されてしまうデメリットも。
デミングサイクル deming cycle
計画を立て、実行し、結果を検証して次なる行動へ移すという一連のサイクルを繰り返すマネジメント手法。プラン(plan)ドゥ(do)チェック(check)アクション(Action)の頭文字を取ってPDCAサイクルとも
ドメイン domain
アベル・ハモンドが唱えた「企業が生存する領域」のこと。直訳すると、統治地域、範囲、所有地、領地、領土、領分、分野、専門、領域。誰(どういう顧客層)へ、何を(その層から何が求めていて)、それに対して、どのような商品やサービスを提供できるかが企業ドメイン(企業が生存する領域)
ナンバー・ワン戦略 No.1 strategy
市場規模を小さくした競争対応のマネジリアルマネジメント。ナンバーワンであり続ける為のみならず、コア・コンピタンスを実現するためにも、市場をセグメンテーションして、小さく市場化し、その市場でNo1になること。大きな市場でナンバーワンであり続けるのは大変な反面、市場を小さくセグメントすれば、小さな市場でのナンバーワンであり続けることが可能。小さな市場で勝てたとしても、大きな市場における機会と成長のチャンスを逃してしまう危険性についてはジャック氏の回顧の通り。ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)の会長兼CEOであったジャック・ウェルチ氏がGEから去るとき、 「当社のすべての事業に対し、それぞれの市場でのナンバーワンであるように求めたのは誤りだった」 と回顧。「ナンバーワンであるために、経営幹部たちは、市場を狭く定義した結果、GEは、機会と成長のチャンスを逃してしまった」
真っ先に市場規模が問われるが 、対するベストワン戦略は、ナンバーワンもオンリーワンも目指さない、競争しないマネジメント。
非耐久消費財 consumer nondurable goods
(3年以下の) 物理的に耐久度が低い消費財。インスタントラーメンや缶入り飲料、生鮮食料品など
プロダクショングッズ production good
生産財。生産に必要な設備、原材料、部品、燃料など全ての資財
マネジメント・リソース management-resorce
経営(マネジメント)資源(リソース)のこと。大きく分ければ、人、物、カネ、情報の4つ
マネジメント・プランニング management-planning
経営計画のこと。経営目標の達成へ向けて長・中・短期に計画化すること
マネジメントサイクル management cycle
計画を立て、実行し、結果を見て検証するという一連のサイクルを繰り返すマネジメント手法。プラン(plan)ドゥ(do)シー(See)チェック(check)の頭文字を取ってPDSCサイクルとも
リターン・オン・インベストメント ROI(return-on-investment)
資本投下に対して、どれだけの利益が出たか算出する利益投資率のこと。計算式は=利益額÷投下資本金額
リテラシー literacy
直訳すると、読み書き能力のこと。“専門分野における読解力”の意味で、マネジメント用語というよりもビジネス用語
ビートゥシー BtoC
対消費者取引。販売店や商店などの店舗販売、通信販売、訪問販売、移動販売など、一般のお客さんに売ること。Business to consumer(ビジネストゥコンシューマー)の略。
ビートゥビー BtoB
企業間取引。会社と会社の取引のこと。 Business to Business(ビジネストゥビジネス)の略
ビートゥイー BtoE
企業と従業員の間で行う従業員サービスや情報交換。Business to employee(ビジネストゥエンプロイイー)の略
BTO(ビーティーオー) build-to-order
ビルドトゥオーダーの略。 受注生産方式のこと。パソコンを例に挙げると、 「DVDドライブを付けて欲しい」 「モニターは(自分で買うから)要らない」 「メモリカードリーダーを付けて欲しい」 「FDドライブは(使わないから)要らない」というように 顧客が必要とする仕様を、カタログなどの中から選び発注し、受注したメーカーは、発注を受けてから生産を開始する“受注生産方式”
CRM customer relations management
カスタマー・リレーションズ・マネジメント(顧客関係管理)。顧客との関係を強化するための経営手法。
オリジナル・イクイップメント・オブ・マニュファクチュア original-equipment-of- manufacture
略してOEM。製品そのもの、あるいは製品の一部品を、他社の工場で作ってもらい、自社ブランドとして売ること。 化粧品やペットボトル製品
SMART smart
目標を立てる五段階の頭文字をつなげたもの。
  • Specific…具体的に
  • Measurable…計測可能に
  • Achievable…達成可能な目標に
  • Realistic…現実的な目標に
  • T(Time-limit)…期限を設ける
スライシング slicing
ある時点(月・週・日・時間)での全商品の売上を見ること
ドリルダウン drill-down
製品別に、月次売上や個別(営業所別)売上、月次などを掘り下げて見ていくこと
プレゼンテーション presentation
受注希望者(広告代理店など)が、発注者(クライアント)へ対して、企画案を説明すること。略してプレゼン。プレテ。プレ。
ロールアップ roll-up
個別(営業所別)に、月次売上や製品別売上、月次などを掘り下げて見ていくこと
ロールアウト roll-out
広く行き渡らせること。広く行き渡らせるためのプロジェクトやキャンペーン。
プロダクト・ロールアウト(product roll-out)は、製品投入の意味。
セールスフォース・オートメーション SFA(sales-force-automation) 
営業支援システム。
もともとは、営業マン個人が異動しても、企業として、顧客との取引が続くように導入されたプロセス・オートメション(営業過程の自動化)。
コンピューターの普及により、データーベース・マーケティングと融合し、見込み客の発掘やキャンペーンを管理するCRMの一環として発達。
昨今では、セールス部門に属する営業マンの顧客管理、進捗状況管理、営業スケジュール管理といったチームセリングの一環として、営業部門単体ではなく、全社的なマーケティングとして用いられている。
コーディネート・セリング coordinate selling
単なる営業員、販売員の立場で売るのではなく、専門職としての立場から、顧客の個性に合った組合せや、購入をアドバイスする販売方法。 コンサルティング営業に似る。
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