マーケティングでポジショニングを決める時に参考となる七つの基準

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マーケティングでポジショニングを決める時に参考となる七つの基準
マーケティングでポジショニングを決める時に参考となる七つの基準があります。

1.はっきりとわかるベネフィットがあるか?

その商品を購入することによって、どんな得があるのか明確になっていること。

  • 商品ではなく、店舗なら、安さが取り得の最寄品(日用雑貨)がドコよりも安いのか?
  • それとも、品揃えが豊富なのか?
  • にぎやかで楽しいのか?
  • 専門性が高いのか?
お客さんが「だから、何が得なんだ?」と一瞬で理解できること。

2.それを伝えられるか?

どんなに良いものであっても、伝わらなければ無きも同然。

とはいえ、万人に伝える必要はありません、コンサルティングのように、価値を認める人だけに分ってもらえればいい商品もあります。

たとえば、RX-78-2と聞いても、ほとんどの人は何のことか意味不明です。

が、機動戦士ガンダムのファンであれば“初期型試作品の型式番号”であることがわかります。

3.ターゲットが買う価格か?

価格が高い安いの問題ではなく、ターゲットが「買える値段か?」ということ。

たとえば、20万円のガンダムの人形であっても、買う人がいれば、商売は成り立ちます。

吉本興業に所属するロンドンブーツの亮さんは、20万円のザクのフィギュア(MS-06SシャアZAKU)を買いました。

が、欲しくても、買えない人だって、います。買えない人へ、いくら売り込んでもムダです。あきらめるか、変えるようになるまで待つか?の選択です。

フェラーリにしても、ストラディバリウスにしても、ターゲットが買う価格であれば、ビジネスは成り立ちます。

4.競合他社の製品とは差別化されているか?

4-1 多機能化

他社製品よりも、ユーザーが望むベネフィットに、可能な限り対応できるか?

4-2 高級化

競合他社の製品よりも 高級感があるか?

4-3 付加価値化

無料配送やアフターサービスなど、商品を購う価格以上の価値があるか?

4-4 ブランド化

ネーミングや商標、ポリシー、色、形などのオリジナリティがあるか?

5.差別化することにより、自社製品のほうが優れるか?

「差別化戦略として、他社より値上げしましょう!当社の水を、1,000円に値上げするんです」
「はあ?ただ高いだけのミネラルウォーターなんて、誰が買うんだ?」

6.それは競合他社に先駆けているか?

ライバルが既に行っている商品をトレースするだけでは、いつまで経っても、ライバルの後塵を拝するだけなのは自明の理。

あなたの商品の何かが、競合に先んじている必要があります。
それが、ユニークセリング・プロポジションだったり、製品コンセプトだったりします。

7.市場に受け入れられるか?

拙著「売りこむな!期待をくすぐれ!」に登場したマジックテープのように、どんなに画期的な製品であっても、市場に受け入れられなければ、ビジネスは成立しませんし、市場が小さいと、利益が小さいくなります。

マーケティングを考えるときは、まず、市場(マーケット)を考えます。

一番いいのは、同業者が気づかずにいる、需要の大きな市場を見つけた者の勝ち。

それを見つける方法は?
興味を持ち、調べ、考え、訊き、試し、動いてみることです。

動けば、わかります。

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